今日は最近の中国株市況について定点観測を行い、分析していきたいと思います。
中国株はヨコヨコ相場
まずは上海指数。
8月は2700〜2900をウロウロしていましたが、ここに来て失速気味です。
大きく下げるようだと政府の買い支えがあるかもしれません。
続いて香港ハンセン指数。
8月は終値ベースで27000〜29000を維持していましたが、ここに来て27000を割り込んで来ました。今後も下げるようだと下値を探る展開となりそうです。
個別銘柄ではテンセント(00700)が下落。
不良資産管理会社の中国華融資産管理(02799)も95%減益で下落しました。わたしも同業種の中国信達資産管理(01359)を損切りしています。
中国信達資産管理、自信がなくなってきたので損切り。
— ヒツジノブナガ (@hitujinvng) 2018年9月4日
今後のリスク|米中貿易戦争について
中国経済を読み解くうえでもっとも影響力が大きそうなのは米国の動向です。
トランプ大統領が対中追加関税第3弾を準備しています。
アメリカのトランプ大統領は、中国に対する第3弾の制裁措置として、これまでの規模を大きく上回る2000億ドルの輸入品に高い関税を課すことを検討していて、措置の発動に必要な手続きは6日で終わることから、近く追加制裁を正式に決める公算が高くなっています。 https://t.co/I8brm2cerI
— NHK国際部 (@nhk_kokusai) 2018年9月6日
もし対中追加関税第3弾が発動されれば、今までの関税制裁とは比べ物にならない規模になります。
そうなると米中間の貿易が冷え込むのは間違いありません。
中国経済は確実に冷え込むでしょう。
中国もなんとか妥協点を探るべく交渉してくると思いますが、米国は共和党を中心に中国への不信感が根強いです。簡単に撤回することはないと思います。
中国株の投資判断|失われた20年になりそう
歴史的に考えれば米国との貿易摩擦問題は珍しいことではありません。かつて(1980年代)日本とも貿易摩擦問題がありました。
ただ、その結果日本経済がどうなったかは皆さんご存知の通りです。
バブル崩壊→失われた20年となり、日本経済は長期間停滞することになりました。
中国も今回の制裁次第では日本と同じ道を歩む可能性があります。
あまり積極的に中国に投資したい状況ではないな〜というのがわたしの評価です。
以上、中国株市況を考えてみました。
参考になれば幸いです。