こんにちは。今日は前回の続きです。

前回の記事ではアセットアロケーションとは何か?またどのような性質があるのかなどを紹介しました。
(前回記事)
おすすめアセットアロケーション①|アセットアロケーションとはなにか
今回の記事では「各アセットについてどのような特徴やリスクがあるのか」を紹介したいと思います。
アセットアロケーションの対象
アセットアロケーションの対象としては株式、債券、現金、仮想通貨、不動産(REIT含む)、保険、骨董品などいろいろあります。
今回は流動性の高い金融商品に限定して、株、債券、現金(預金)、仮想通貨、REITに絞って考えたいと思います。
ここからは独断と偏見も含まれておりますので、あしからずご了承ください。
各アセットの価値を考える
株式は事業好調でなければただの紙切れ(電子ゴミ)
まずは株式について考えましょう。
株式とは事業に必要な資金をほかの企業や個人から集めるために発行する証券のことです。
株式は保有することでさまざまな権利を得ることができます。
- 会社の経営に口出しする権利
- 会社の保有資産に対する所有権
- 会社の利益の分配を受ける権利
- 株主優待を取得する権利
1つめの「経営に口出しする権利」は無視して大丈夫です。
大口の機関投資家などはともかく、個人投資家レベルで影響力を行使することは不可能ですw
2つめの「会社の保有資産に対する所有権」ですが、
株主は一般的に会社の保有資産の所有権を保有していると考えられています。しかし、ここには嘘があります。
それは株式会社が倒産したとき、株式はただの紙切れになる可能性が非常に高いということです。
株式保有者は債権者より返済の順位が劣後しているので、倒産したときに株主が会社の所有資産から償還を受けることはかなり難しいのです。
言い換えれば、株主は事業がうまくいっているときだけ会社の所有権をもっています。
「利益の分配(配当金)」や「株主優待」も事業がうまくいっている時にしかもらえないと考えてよいでしょう。
つまり、事業がうまくいっていない株はただの紙切れ(電子データ)になります。
株式は事業の調子がよい時に限って恩恵を受けることができる
債券は不況にも強い縁の下の力持ち
債券には大きく国債(地方債)と社債がありますが、今回は先進国の国債(先進国債券)を中心に考えます。
債券は基本的に元本+金利が償還されますが、万が一デフォルト(債務不履行)に陥った場合は元本分が償還されないこともあります。
とはいえ債券のデフォルトリスクを考えなければいけないのは、アルゼンチンやベネズエラなどの新興国の債券についてです。
金融の世界では先進国の債券は絶対にデフォルトしないもの(倒産確率=0%)として計算されています。
つまり、先進国の債券は無リスクでリターンを生んでくれる金融商品なのです。
債券はリスクがない点は素晴らしいのですが、もちろんデメリットもあります。
それは株式などと比べて、一般的に期待リターンが少ない点です。
債券は不況にも強い安定した資産だとおもっていただければよいでしょう。
現金(預金)は便利屋
現金(預金)は流動性が高く、非常に便利な資産です。
生活資金として使ってもよし、株式を買うもよし、現金を使えばおよそ何でもすることが可能です。
とはいえご存知の通り、昨今の日本は超低金利社会です。
現金を保有していてもまったくと言っていいほど利子を得ることはできません。
アセットアロケーションの世界では現金は無リスク資産として扱われ、債券と同じ分類をされています。
債券の場合は金利が期待できますが、現金の場合は利子はほぼ0。
それゆえ、現金は保有する価値がない資産として扱われています。
とはいえ、現金を保有しないわけにはいかないでしょう。一定程度は保有しておきたいです。
現金(預金)は保有していても利益を生まない便利屋として考えればよいでしょう。
仮想通貨は有望?or電子ゴミ?
仮想通貨は新しいアセットで、伝統的な投資家からみればまだまだ保有するに値しない資産クラスです。
ボラティリティも非常に激しく価値の理論的な裏付けもありません。
とはいえ長期的には伸び代がある資産ではないかと個人的には考えています。
理由としては以下の3点です。
- ITビジネスと親和性が高く、今後もテクノロジーの進歩が進みそうな点
- 中心地である米国等で法整備やインフラ整備が進み、資産として認められつつある点
- 多分野の優秀な人材が仮想通貨業界に流入している点
「理論的に見れば保有するに値しないけど、もしかしたら大化けするかもしればい」というのが仮想通貨の率直な評価です。
REITはみんなで保有する不動産
REITとは投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなど不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。
日本版のREITはJ-REITと呼ばれており、東京証券取引所に上場されています。
REITは保有することで年数回分配金をもらうことが可能です。
このあたりは株式と同じですが、1つ覚えておかなければならないのは
REITは得た利益を内部留保することができず常に分配金として配当しなければならないという点です。
景気がよいときはそれで問題ないのですが、景気が悪化したり資金繰りに問題が発生したりすると、
内部留保がないため途端に雲行きが怪しくなるリスクがあります。
株式以上に景気に敏感な資産というのが現時点でのREITの評価です。
個人的にはREITを買うくらいなら株式を買ったほうがいいのかなと思います。
おわりに
流動性の高い資産をそれぞれ勉強しました。
次回は具体的なモデルを出しながらアセットアロケーションを考えていきたいとおもいます。
今日は以上です。