こんにちは。
先日この本を読みました。
[wpap service="with" type="detail" id="4022619368" title="天才はあきらめた (朝日文庫)"]
著者はお笑い芸人として各種テレビで活躍中の南海キャンディーズ山里亮太(以下、山ちゃん)です。
著書では彼が芸人を目指すところからテレビに出て活躍するまでの半生を綴っています。
なかなか衝撃的な本だったので紹介したいと思います。
山ちゃんはめっちゃ怖い。絶対に敵に回したくない・・・

帯に「劣等感は最高のガソリン」とありますが、山ちゃんは「自分より優れている人がいること」「自分が同等もしくはそれ以下だと思っていた人が売れること」を物凄く意識しています。
「同期の○○が自分より早くM1に出た」とかのニュースを観ると、嫉妬の炎をめらめらと燃やします。
正直に言って、めっちゃ怖いです。
それだけではありません。
山ちゃんは馬鹿にされた経験を絶対に忘れません。一度ロックオンされてしまったら最後。立場はどうであれ、一度彼のプライドを傷つけてしまうとノートに克明に記録され、復讐する日まで決して忘れることはありません。
書評でオードリーの若林正恭が「山ちゃん=ヤンキー」と指摘していましたが、本当にその通りで「絶対に敵に回したくないタイプ」だと思いました。笑
かと言って仲間にもしたくない。笑
山ちゃん(以下、ヤンキー山里)を敵にしたくない件については書いた通りですが、ヤンキー山里は仲間にしても大変厄介です。笑
まず、他人に対する要求水準が異常に厳しいです。
ヤンキー山里は南海キャンディーズ結成までに相方2人を芸人引退させています。これに対しては、ヤンキー山里も謝罪の言葉しかないようです。
わたしは読んでいて、確かに相方にも資質的な問題があると感じましたが、それでも山ちゃんの悪業の数々に引いてしまいました。苦笑
例外はしずちゃんで、しずちゃんとはそれなりに仲良くやっているようです。
ただこれに関しては、まあ山ちゃんの反省の成果というよりはしずちゃんのキャラクターが成せる技でしょう。
しずちゃんがボクシングで鍛えていて、精神的にも図太いからうまくいっているのであって、読んだ限りでは山ちゃんのおかげではないと思いました。苦笑
おわりに|山ちゃん流ツッパリ術は有用
だいぶ辛口に評論してきましたが、山ちゃんは売れるべくして売れた芸人であることは間違いありません。
彼の尋常ならざる努力。そして、その努力については全然言及されておらず、もはや「やって当たり前」感すら感じます。
そういう努力の才能が山ちゃんを売れっ子の芸人にしたのだと思います。
また、それ以外にもこの本から学ぶべきところはたくさんあります。
- 妬み・嫉みを燃料に変える方法
- ゴールありきで考えることの重要性
- 細部をトコトン詰めていくことの重要性
特に妬み・嫉みを燃料に変える方法に関しては一級品の実用書だと思います。
「あいつ、ムカつく」
「あいつだけは許さない」
こういった「他人を許さない」思いを抱えている人は、読んでみると視界が開けるはずです。おそらくいい方向で何倍もパワーが高めて行動できるようになります。
最後に個人的感想です。
他人の恨みを買うことほど損なことはない。言動には気をつけよう。
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読んでよかったです。今日は以上です。